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最新情報(2013年12月)

年末のご挨拶

 早いもので今年も残すところ後わずかになりました。
 希望館のホームページにアクセスをしてくださった皆様、温かく見守っていただきありがとうございました。皆様のお支えで、この1年も様々な事がありながらも職員一同精一杯頑張ってこられました。心より感謝いたします。
 ホームページへのアクセス数も増え希望館を知っていただく事、関心を持っていただくことができ本当にうれしく思います。今後も子どもご利用者や子どもたちの様子をたくさん載せていきたいと思います。
 1年間を振り返りますと今年の冬はインフルエンザやノロウイルスの対策が功を奏し、体調を崩されるご利用者が少なかったように思います。児童養護施設の高校3年生の子どもたちは、それぞれ就職が決まり自立の準備もでき、立派な社会人として巣立っていきました。大橋町の希望館で行われた卒館式(施設の中の卒業式)では、自立していくお兄さんを慕っていた小さい子どもたちが寂しさのあまり号泣をしてしまう光景もあり、先輩として「思いやりの心」をしっかり残してくれたと実感しました。3月は温かくなるのが早く、末には桜が満開となり早めのお花見になりました。4月になりピカピカの新入生が今年は葉桜の中の入学式となりました。
 今年入社した法人のピカピカの1年生は16名でした。緊張した面持ちで入社式の際に理事長から辞令を受け取っていました。また求職者向けの希望館のパンフレットがこの頃完成しました。昨年のうちからプロジェクトチームを立ち上げ、社会福祉の仕事に就きたいと考えている学生さんが希望館を知るきっかけになればと思い作成しました。プロジェクトチームには昨年度入社したばかりの職員が入り、自分が疑問に思ったことや知りたかったことなどをたくさんあげてもらい、学生さんが何を知りたいのか考えながら、希望館が目指すものを豊富に載せました。実際に子どもたちやご利用者と関わっている様子をプロのカメラマンにとってもらい、ご利用者の素敵な笑顔がたくさん載ったものに仕上がりました。
 7月には山田富二に変わり松沢斉が新しい理事長に就任いたしました。先々代の松澤睦理事長が亡くなる前に「希望館を頼む」と一言、山田前理事長に言い残し、前理事長はその遺志を継いで今まで希望館を全力で支えてくださいました。本当にありがたいことと心より感謝しております。新理事長に変わりましても前理事長は会長として、また多くの役員さん方もそのまま理事・評議員として残ってくださり、本当に心強く思います。改めて創立者の松澤隼人・松澤睦元理事長・山田富二前理事長のもと先輩方が築いてきた希望館を、より一層地域に根付いたご利用者からの信頼を受けられる施設にしていきたいと心に誓いました。
 今年の職員旅行は福島県への1泊旅行でした。今年の大河ドラマが「八重の桜」であったことにちなみ、ドラマの舞台となった福島と群馬の結びつきを大切にして、福島県出身の職員が旅行を企画提案し、実現しました。移動距離が長く大変でしたが新型バス「スターペガサス」の乗り心地は最高で、休憩のサービスエリアでは別の団体の方が写真を撮りに来たり、車内を見学する姿も見えました。会津では飯盛山・武家屋敷・日新館(日本で初めての学校)・鶴ヶ城などを巡り、歴史の勉強になりました。喜多方ではラーメンの食べ歩きをしてなかなか訪れることが出来ない東北を満喫することが出来ました。
 先にも触れましたように桜が早くから咲いたり、梅雨入りが早かったりまた経験のない規模の台風がやってきたり、異常気象が続く年でもありました。京都の河川の氾濫や大島の土砂崩れなど尊い命が奪われ、今なお元の生活に戻れていない状況です。フィリピンでも大変な被害が出ました。ご冥福を祈るばかりです。自然災害には太刀打ちできませんが、どんな形であれ法人をあげて被災者の方々に対する支援を考え実行していきたいと思います。
 新しい年は少しでも災害が少なく、心豊かに穏やかな日々が送れますようお祈りいたします。
 皆様もどうぞよいお年をお迎えください。

社会福祉法人希望館 児童福祉部長 松澤敦子

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