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最新情報(2009年8月)

第45回関東ブロック老人福祉施設研究総会での発表内容

<関東ブロックに参加して>

 7月1日に行われた関東ブロック老人福祉施設研究総会にて、今まで希望館にて取り組んできた身体拘束廃止と「言葉の抑制」について発表して参りました。

 演題:身体拘束廃止にむけた取り組みから見えてきたもの
 副題:私達の声を聞いてください

 当日は200を越える発表施設があり終始圧倒されていましたが、朝一にもかかわらずたくさんの方が発表を聞いてくれており、大変嬉しかったです。
ただ、200を超える発表施設があるため仕方のないことなのかもしれませんが、身体拘束廃止に関する発表が2施設だけだったのは残念でした。
 しかしながら、関東ブロックとはたくさんの施設がいろいろな取り組みをした成果を発表し、また発表を通じてお互いに学べるいい機会だと強く感じ、参加できたことを大変光栄に感じました。
 そして、これからも成長していけるよう頑張っていきたいと思いました。

石川晶子

<関東ブロックに参加して>

 7月1日に行われた関東ブロック老人福祉施設研究総会にて、今まで希望館にて取り組んできた人材育成と組織体制の整備について発表して参りました。

 演題:人材育成ニーズの気づきとその取り組み
 副題:無関心から気づきへ

 希望館で取り組んできた人材育成と組織体制の整備について発表させていただきました。参加された方々にどれだけ理解されるか全く分からない状態でしたが、伝えるところを整理して、希望館職員の努力や思いを代表して伝えるつもりで報告してきました。
 報告を行うにあたり、主にこれまでの3年間の人材育成と組織体制の整備の取り組みを整理する必要があり、委員会の成果や課題を振り返る良い機会ともなりました。また、普段の業務にて現在の自分の置かれている立場ややるべき業務の内容を振り返ることもできました。
 一昨年より、希望館内では管理者研修やリーダー研修を実施しています。その中で一貫していることは「他責から自責」という考え方です。これは、何事も他人のせいにせず、自分にできることを考えて行動するというものです。私自身も自分のするべきこと、役割をしっかり自覚して業務に取り組んでいきたいと思います。

関口博之

平成21年7月1日 第45回関東ブロック老人福祉施設研究総会での発表内容

<身体拘束廃止に向けた取り組みから見えてきたもの>

 2001年より身体拘束廃止委員会を立ち上げ、拘束廃止への取り組みを始める。
 2004年には身体拘束の件数も落ち着きをみせ、視点を変えての取り組みを始める。言葉による抑制に目を向け、これを「言葉の抑制」と読んで「心のこもったケア」(希望館行動基準より)を展開する第一歩とした事の説明。
 この活動から生まれた、「お年寄りからの心の声」(全7項目)と「言葉の抑制 気づきマニュアル」を紹介した。

<人材育成と組織体制の整備に関する取り組み>

H18.12:職員アンケート実施
H19. 4:アンケート結果の共有・管理者の「謝罪」そして「決意」・組織改善委員会発足・管理者研修開始(1年間)
H19. 7~12:八つの誓い、行動基準の作成
H20. 2:八つの誓い、行動基準の周知
H20. 3:八つの誓い、行動基準と実践
H20. 4:リーダー養成研修開始(1年間)
H20. 9:人事考課プロジェクト発足

※ 八つの誓い…希望館基本理念「愛と奉仕」を具体化したもの
※ 行動基準…八つの誓いを実践するために希望館職員としてあるべき職員像

○ 管理者研修・リーダー養成研修の効果
1. 基本理念の周知
2. あいさつの革命的な改善
3. リーダーたちの自覚
4. 褒め合う・声を掛け合う風土、チームワークの向上
5. 職員一人一人の役割意識
6. 法人全体に「思いやり」の雰囲気

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